レモン

レモンはもう皆さん、知らない方はいないと思います。

こちらも、科名はミカン科になります。
学名は、Citrus limon
主な産地は、イタリアや地中海諸国。
「イタリア・シチリアレモン」とか「地中海レモン」という言葉は聞いた事あるという方も多いと思います。


レモンというと…
私は、レモンティーやレモネードが大好きです。爽やかで、甘酸っぱくて、美味しいし、なにしろビタミンCも豊富で美容にもいいですし、なんだか体も急速に元気になってくれる気がします。
でも、それは事実なのです。
あの酸っぱい「クエン酸」の成分が、体内のクエン酸回路を経て、疲労物質の乳酸も減らし、ATP(アデノシン三リン酸)つまりエネルギー物質を産生してくれるので、疲労物質が減り、元気が出るというのは、このような理由があります。

精油は、内服できませんで、ご注意ください。

レモンの精油の成分としては、他の柑橘系の果皮の精油に比べると、モノテルペン炭化水素類以外の成分も多く含んでいて、またリモネンの有用な作用から自然医療ではこの精油をよく使用するようです。



レモンの精油と言えば、やはり"リフレッシュ効果"というイメージが強いと思います。
また、頭脳明晰作用によって、集中したい時に使うのもいいですね。


体に関しての効果は、
循環器系に対して、素晴らしい強壮剤となり、血液をさらさらにしたり、高血圧を低下させます。
また、赤血球や白血球に対する働きもあり、赤血球のバイタリティを回復させ、貧血症状を好転させ、白血球を刺激することで、免疫系を活性化し、感染症と闘う体の力を助けます。


消化器に関しても、食欲不振、吐き気、胃酸過多、胃痛などの消化器トラブルにも効果があります。
これは、体の酸性を中和し、胃のアルカリ性を高める事にも関係しています。
膵臓、肝臓の強壮作用もあり、便秘にも効果的です。

利尿効果もあり、腎結石の溶解作用もあるようです。



また、殺菌消毒作用があり、呼吸器あるいは皮膚の方にも、良い働きがあります。

例えば、呼吸器系には、咽頭痛、せき、風邪などにも効果的です。

皮膚の方には、虫刺され部分の不快さを緩和したり、死んだ皮膚細胞を取り除いて、くすみやしみに良い影響を与えます。
それと、興味深いのは、うおのめ、いぼ、足底の角質を柔らかくする働きもあります。



これからの季節、爽やかなレモンの精油を使って、何かアロマクラフトを作ってみたくなりますね🍋


【その他の作用】
駆虫作用、駆風作用、血糖値低下作用、解熱作用、健胃作用、抗壊血病作用、抗神経痛作用、抗リウマチ作用、殺菌作用、殺虫作用、止血作用、収斂作用、止痒作用、浄血作用、制酸作用、瘢痕形成作用、皮膚軟化作用、腐食作用

【注意事項】
*光毒性がありますので、日中に使用する時にはUVケアを併せて行いましょう
*敏感肌を刺激することがあります。
*多量(高濃度)に用いるのは控えましょう。

アロマな生活

薬剤師×JAAアロマコーディネーター×JAAアロマインストラクター×JADP行動心理士×JADPカラーセラピストである私が、アロマセラピーについてのブログを書いています。

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